• 不妊の原因
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2015.09.17

妊娠・出産適齢期があるってこと知っていますか?


妊婦

1     まず現代女性に伝えたい事。。。。。。

就職して仕事を覚え、キャリアを積んで結婚・・・・

しばらくは夫婦二人の暮らしを楽しんで、さて、そろそろ子どもでも作ろうかな・・・・

仕事も家庭も両立させて、どちらの自分も輝きたい・・・・

しかし、妊娠には適齢期があるのをご存知でしょうか?

その時期は、20代~30代前半なのです!!!

その妊娠適齢期を過ぎると、妊娠率は徐々に下がり、自然妊娠が難しくなっていきます。

妊娠・出産に最も適した時期は20代前半です。30代で妊娠能力はガクンと落ち、40代では卵子の老化が深刻で数もほとんど残っていません。年齢を重ねるとともに卵子も年齢を重ねていく、つまり、卵子も『老化』するのです。卵子は老化するだけではなく、数も毎日数十個ずつ消えてなくなっています。ですから、正直言って30代後半からの自然妊娠は難しいのです。

「生理があるうちは妊娠できる」と思っている方も非常に多いのですが、だいたい閉経の10年くらい前から妊娠できるような排卵がなくなっていきます。

『排卵がない=妊娠できない』といくことになります。

実は、ちゃんとした排卵がなくても生理はきます。平均的な閉経年齢は50代前半ですから、およそ40代前半くらいから排卵が徐々になくなっていくと言っていいでしょう(個人差があり、45歳くらいで閉経する場合はもっと早くから排卵しません)。

そもそも女性の卵子は、初潮が始まる前から、もっと言うなら生まれてくる前からずっと減り続けているのです。30代後半では生まれてきた時に持っていた卵子の1~2%しか残っていません。卵子の数が減り、質が悪くなり、結果として妊娠率が減少していくのです。

仕事の両立などで、妊娠・出産を先送りにしてきた人もいるでしょう。しかし、年齢を重ねるごとに卵子も年を取り、数はどんどん減り、妊娠率は下がり、流産する確率が高くなることを現代を生きる女性に知ってもらいたいのです。

 

2     妊娠適齢期・出産適齢期にはタイムリミットがある

昔は結婚適齢期という言葉がありました。大体20~25歳というところだったでしょうか。20年前に約26歳だった平均初婚年齢は、今では28歳を超えています。それほど変わっていない印象を持たれる方もいるかもしれませんが、実は結婚していない人がどんどん増えており、女性の生き方や働き方が多様化し、男性と同じように働く女性が多くなったことが原因です。もちろん、女性が社会に出て生き生きと働くことはとても良いことなのですが、その一方で、妊娠・出産には適齢期があるということを知らない女性が多いということにとても危機感を感じます。

妊娠のカギを握るのは『卵子』です。

女性は、一生分の卵子を全部抱えて誕生しその後体内で新しく作られることはありません。

卵子が年齢を重ねるとともに老化するということは先ほど説明しましたが、卵子の老化は卵子の質が低下し、妊娠率も下がっていきます。卵子が若い20代が妊娠に最も適しているというのはそのためなのです。

我々の平均寿命は現在80歳以上となっていますが、生殖できる期間は昔から変わっていません。江戸時代の平均寿命は40~50歳くらいでした。昔の女性は、閉経せずに亡くなっている人も多かったようです。生物学的には、40代くらいまでで『ヒト』としての役割は終わっているとみることができます。

「芸能人が40代後半や50代で出産したニュースはよく聞くけど・・・・・・」と思う方もいるかもしれませんが、あれは特殊なパターンです。そもそもニュースとは特別なことを報道します。珍しいからこそテレビで話題になるのです。その年齢で自然妊娠し出産することは、普通では極めて難しいことなのです。誰かができたことは誰でもできるというわけではありません。40代後半では、不妊治療を施し、続けたとしも、妊娠・出産することはほとんどないという事実を頭の片隅に入れておいてください。

また、妊娠適齢期とともに出産適齢期もあります。高年出産は妊娠高血圧症候群になりやすといわれ、また帝王切開での出産も多くなります。もちろん、医療は日々進化してトラブルの対応もできるようにはなっていますが、それでも万全ではありません。

また、無事産まれたあとには、24時間休みなしの育児が待っています。少しでも体力・気力があるうちに産むことは、妊娠・出産だけでなく育児のことを考えても大切なことなのです。

高年妊娠や出産をむやみに怖がることはありませんが、なにかしらリスクがあることを忘れずにいましょう。