• 不妊治療
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2016.05.27

年齢別!女性の妊活!


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どのような不妊治療を受けるべきか検討するうえで、一番重要なのが女性の年齢です。女性の妊娠率は20代前半がピークで、年齢とともに35歳頃まで徐々に落ち、35歳を過ぎたあたりから急に妊娠率が大きく低下します。一方、流産率は35歳頃を境に上昇し始めます。そのため、どのくらいの期間をかけてステップアップすべきかは、女性の年齢次第といえます。年齢別にステップアップの考え方をみてみましょう。

 

1     女性が35歳未満の場合

通常のステップアップで大丈夫でしょう。とくに問題がなければ、6~8カ月間タイミング指導を受け、その後人工授精を5~8回、それでも妊娠できなければ体外受精を考えるという流れでよいと思います。ステップアップが数カ月遅れても、最終的な妊娠率に大きな影響はないといえます。ただ、何らかの問題があって最終的に体外受精が必要となる可能性が高い場合には、早めのステップアップも考えましょう。二人目のことも考えると、確率が低い治療をくり返すのは得策ではないかもしれません。抗ミュラー管ホルモン(AMH)が低い場合は、残っている卵子が少ない可能性が高いので早めのステップアップを考えるべきでしょう。

 

2     女性が35~39歳の場合

最終的に体外受精まで考えているのなら、早めのステップアップが必要です。体外受精の妊娠率はこの年代で毎年数%ずつ低下します。ステップアップが遅れたため妊娠できなくなるという可能性が出てきますので、むやみに焦る必要はありませんが、体外受精を念頭に置いて治療を受けるべきでしょう。治療の選択がむずかしいのは、不妊期間が短いカップルです。不妊期間2、3カ月で「すぐに体外受精を受けたい」という人もいますが、この年代でも多くの人は自然妊娠することを考えれば、検査でとくに問題がなければ、半年ほど一般不妊治療を試してみてもいいように思います。

 

3     女性が40歳以上の場合

年齢的に妊娠の確率はかなり低下し、流産の確率が高くなります。40歳以上の人は、妊娠できるのが25%、出産までできるのが10%です。ちなみに、妊娠した人の50%は体外受精による妊娠、20%は人工授精、そして残りの30%はタイミング指導などによる妊娠です。40歳以上になると、染色体異常のないよい卵子が排卵する確率がかなり減ります。よい卵子でない周期に体外受精をしても妊娠や出産にはつながりません。もちろん、よい卵子が排卵した場合には体外受精が最も妊娠率に高い治療になります。ただし、若い人に比べるとそれほど効果的とはいえないのが現実で、37歳以下の場合と比べると半分以下の確率になってしまいます。40歳以上の場合には、体外受精を行いながらも、体外受精を行わない周期にも、通常の性交や人工授精などを行い、たまたま排卵してくるよい卵子を逃がさないことが大切です。