• 助成金
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2015.08.27

特定不妊治療の助成金制度について


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特定不妊治療の助成金制度とは?

現在、不妊治療は健康保険が適用されていないため、不妊治療の費用は全額自己負担となり、金額も額が大きいことから、治療を受ける人にとってはかなり大きな負担となります。

不妊治療を受けたいけど、治療費が高額なので受けられないと思っている方に朗報です。

実は、各自治体が定めいている助成の条件をクリアしていれば、全額ではない場合が多いですが不妊治療費用の助成を受けることができるのです!!

この制度は国の厚生労働省が実施している事業で、現在47都道府県どこでも受けることができます。

各自治体によって、助成金の条件・金額・申請方法が異なります。また、自治体が独自に助成制度を設けている場合もありますので、それぞれの助成金制度を利用されたい方は、お住まいの市区町村を管轄する保健所、または市区町村役場へお問い合わせください。

 

【特定不妊治療助成金制度・国への申請】

対象年齢

年間助成回数

通算助成回数

通算助成期間

現行制度
平成28年3月31日まで

限度なし

年間2回
(初年度3回)

通算10回

通算5年

現行制度(一部施行)

平成26年4月1日から
平成28年3月31日まで

40歳未満

限度なし

初回40歳未満 通算6回

限度なし

新制度
平成28年4月1日から

43歳未満

限度なし

初回40歳未満 通算6回
初回43歳未満 通算3回

限度なし

対象者

体外受精・顕微授精以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか、または極めて少ないと医師に診断された、法律上婚姻している夫婦

助成限度額

1回15万円(凍結胚移植(採卵を伴わないもの)及び採卵したが卵が得られない等のため中止したものについては、1回7.5万円)

所得制限

730万円(夫婦合算の所得額)

 

※平成26年4月1日以降、新たに助成制度を利用される方のうち、初めて助成を受ける際の治療開始時の妻の年齢が40歳未満の場合、年間助成回数と通算助成期間の限度は廃止され、通算助成回数は6回までとなります。

つまり、MAX6回受けると、15万円×6回=90万円の助成金がもらえるということになります。

※平成28年4月1日から、次のとおり対象範囲、助成回数が変わります。

・妻の年齢が43歳以上の場合、助成対象外となります。

・初めて助成を受ける際の治療開始時の妻の年齢が40歳以上43歳未満の場合、通算3回までとなります。

・年間助成回数と通算助成期間についても見直します。

(平成28年3月31日までは40歳以上の方は従来どおりの現行制度の助成が受けられます。平成28年4月1日からは43歳以上の方は助成を受けられなくなりますので、検討されている方は平成28年3月31日までにこの制度を利用されたほうがいいかもしれません。)

 

不妊治療にかかる費用

不妊治療を行いたいけれど、気になるのが費用がいくらかかってくるのかということ。

不妊治療の流れとかかる費用についてまとめてみました。

 

  •  検査 ≪基本検査は初診から1~2か月以内に実施しましょう≫

検査内容

1回に必要な費用

女性

保険適用

◎経膣超音波検査

1,600~2,000円

・基本的な子宮、卵巣の状態の確認

・排卵日の予測

・黄体期のチェック

◎血液検査(ホルモン等検査)

1,600~2,000円

・LH,FSH,PRL《月経5日目以内》

・CA-125

・E2,P

◎子宮卵管造影検査(レントゲン検査)

1,500~2,000円

・レントゲン検査《月経直後から排卵までの間》

実費

◎血液検査(ホルモン等検査)

4,500~5,000円

・クラミジア抗体lgG,lgA

◎血液検査(感染症検査)

5,000~7,500円

・B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒

◎血液検査(抗精子抗体)

7,000~8,000円

・精子を抗原とする免疫反応を調べます

◎血液検査(AMH)

5,000~6,000円

・卵巣予備能を調べる

男性

実費

◎血液検査(感染症検査)

5,000~7,500円

・B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒

◎精液検査

5,000~8,000円

・精液中の精子数や運動精子数を調べます

 

  •  治療

治療内容

1回に必要な費用

女性

保険適用

◎タイミング療法(妊娠率は5~6%)

2,000~20,000円
月1回までは保険適用
それ以上は実費になります

・超音波検査で排卵日を予測し、排卵日の前後に 性向を行い、自然妊娠を目指します

・半年ごとが目安になります

◎ホルモン療法

2,000~20,000円

・妊娠を助けるホルモンを補ったり、ホルモンの分泌を促したりするために、ホルモンを使う」方法です

・排卵障害、造精機能障害、子宮内膜症、着床障害などの場合に用いられます

男性・女性

実費

◎人工授精

10,000~30,000円

・細いチューブを用いて、選別した運動精子を子宮に送り込みます

実費(助成金適用)

◎体外受精

300,000~500,000円

・体外で受精させた受精卵を(胚)を子宮内に移植する

◎顕微授精

300,000~500,000円

・体外受精よりも高い治療方法です

◎凍結-融解胚移植

150,000~200,000円

・凍結胚を融解し、子宮内に移植します

 

≪まとめ≫

助成金が適用されるのは、高度生殖医療と呼ばれる高額な治療のみに適用のようです。不妊治療はうまくいけば妊娠できますが、現在、高度生殖医療を受けての妊娠成功率は50%満たないと言われています。ご紹介しました通り、かかる費用は決して安いとは言えません。何回も受けるとなると、費用は100万円超えてきます。平成28年4月1日からは助成金が受けられる対象の年齢も制限がかかり、受けられる回数も減っています。今、43歳以上の方で不妊でお悩みの方はぜひ新制度を迎える前に助成金制度を活用してください!!不妊治療は決して恥ずかしいことではありません。

少子高齢化が進む日本、未来の日本を見据えて助成金を活用して不妊治療を行いましょう!!