• 女性のカラダ
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2015.12.17

妊娠に重要な働きをするホルモンとは?


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妊娠するには排卵と月経のサイクルがあることが必要です。それらは、単に卵巣や子宮があるから起こるわけではありません。様々なホルモンが臓器に働きかけ、妊娠に向けてちみつな準備をしているのです。

月経のサイクルを通して、どのようなホルモンがどんな働きかけをしているのか見ていきましょう。

1     月経とホルモンのメカニズム

まず、月経の時期に脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出因子が出て、「脳下垂体からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモンのこと)を分泌しなさい」という指令が出ます。すると、脳下垂体が「成熟卵を作りましょう」という卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌し、卵巣の中にある卵胞に働きかけます。

刺激された卵胞は発育して成熟卵胞となり、卵胞ホルモンであるエストロゲンを分泌します。このホルモンによって子宮内膜は厚くなり、頸管腺も粘液を分泌します。そして卵胞はますます大きくなり排卵へと向かいます。

エストロゲンの分泌が十分になると、今度は脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)が急に大量に分泌され(LHサージという)、「排卵しなさい!」という指示で「排卵」が起こります。排卵が終了し卵胞は、つぶれて血流が流れ込み、黄体といわれる黄色い脂肪のような塊になります。黄体はエストロゲンとプロゲステロンという黄体ホルモンを分泌。これらふたつのホルモンが、受精卵が内膜に着床しやすい状況を作るのです。

妊娠しないと、黄体は排卵後およそ10日で変性し始めます。内膜を維持してきたふたつのホルモンは減少し、排卵後2週間で子宮内膜がはがれて「月経」となります。もし、妊娠すれば、黄体はエストロゲンとプロゲステロンの産生を続けるため、子宮内膜は維持され月経は起こりません。妊娠3か月以降になれば、黄体は衰え、その後は、エストロゲンやプロゲステロンは胎盤で作られていくことになります。

このように、ホルモンは妊娠準備でもある月経サイクルに大きくかかわっているのです。

 

2     女性ホルモンのコントロールセンター、視床下部

無月経や月経不順はホルモンの分泌異常が原因になっている場合が多いのですが、このホルモンの分泌量を調整し、ホルモン産生の指令を出すのが視床下部です。視床下部はいわば、ホルモンのコントロールセンターとなっているわけです。

そしてこの視床下部には自律神経の中枢もあるため、自律神経のバランスが崩れると視床下部も影響を受け、ホルモンバランスの乱れにつながることも。心や体にストレスを受けると月経リズムが崩れやすいのには、こうした理由があるのです。