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2016.02.12

不妊の夫婦向け”ホルモン検査”


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月経が数ヵ月に1回しかこなかったり、月経周期が不規則な人は、排卵が起こりにくくなっていると考えられます。それでは妊娠しにくいため、どんな原因で排卵障害が起きているのかを調べる必要があります。排卵というのは、さまざまなホルモンが密接に関係し、互いに情報交換しながら、連携して排卵や着床の準備をしています。ところが、そのどこかに問題があると、排卵に障害が出てしまいます。ですから、ホルモンの検査をすれば排卵が起こりにくい原因がわかるというというわけです。

1     尿中LH検査は排卵日予測に不可欠

排卵は、LH(黄体化ホルモン)が脳下垂体から一度に大量に放出されること(LHサージ)が引き金になって起こります。このため、排卵の前日に尿中LHが急激に上がります。そこで、排卵が近くなったころから毎日尿をとってLHを調べていくと、ある日突然陽性になるので、その翌日あたりが排卵日になることがわかります。

 

2     卵巣年齢がわかるホルモン検査

最近、推測できるようになったホルモンに抗ミュラー管ホルモン(アンチ・ミュラリアンホルモン/AMH)があります。これによって卵巣にどれくらいの卵子が残っているかがわかります。排卵誘発剤の注射により、いくつくらいの卵胞が発育してきそうかを予測できるため、体外受精を行う際の卵巣刺激法を決めるのに役に立ちます。このAMH値が低いと、閉経が近づいている可能性があるため、早めのステップアップが必要になります。不妊治療を開始した年齢が高い人は早めに受けておきたい検査です。今後、不妊検査のうちで最も基本的で重要な検査として広く行われるようになるでしょう。検査(採血)時期は月経周期のどの時期でも大丈夫です。

 

3     採血で調べるホルモン

  • FSH(卵胞刺激ホルモン)・・・卵胞の発育を促す
  • LH(黄体化ホルモン)・・・成熟した卵子の排卵を促す
  • プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)・・・乳汁分泌と排卵の制御に働く
  • エストロゲン(卵胞ホルモン)・・・子宮内膜を厚くする
  • プロゲステロン(黄体ホルモン)・・・子宮内膜を着床準備状態にする
  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)・・・発育過程にある卵胞から分泌される

 

4     ホルモン検査でわかる不妊原因

  • FSH、LHがともに高値、AMHが低値・・・卵子がなくなってきている、閉経が近い
  • FSH、LHがともに低値・・・視床下部や脳下垂体に問題のある排卵障害
  • FSHは正常かつLH、テストステロン、AMHが高値・・・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
  • プロラクチン高値・・・高プロラクチン血症による排卵障害
  • プロゲステロン低値・・・黄体機能不全