• 女性の検査
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2016.02.15

不妊検査はコレ!ヒューナーテスト・子宮鏡検査・腹腔鏡検査


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1     ヒューナーテストとは?

排卵期に性交後、数時間から2、3日の間に子宮の出口から頸管粘液を採取して、その中を泳いでいる精子の状態を顕微鏡で調べます。この結果が不良で、男性の精液検査では問題がなかった場合、次のふたつの原因が考えられます。ひとつは頸管粘液の質が悪い場合。頸管粘液の粘度が強かったり、強い酸性を示す場合は精子は子宮頸管を通過できず、卵子の待つ卵管までたどりつけません。もうひとつは、女性に抗精子抗体がある場合。粘液中にある抗体に精子がくっついていて精子が死んでしまいます。ヒューナーテストの結果がいつも悪い場合は、血液中の抗精子抗体を調べる検査をします。結果が強い陽性だった場合には体外受精の必要があります。主な不妊原因⑥子宮頸管因子、または⑦抗精子抗体を参考にしてください。ただ、このテストは夫婦とも問題がないのにたまたま結果が悪く出る場合がよくあります。結果がよくなかった場合は何回か受けてみましょう。一度でも良好な結果が出れば心配ありません。なお、男性が不妊検査(精液検査)をするのを嫌がる場合、まずヒューナーテストをして結果を見てみるという方法をとることがあります。精液検査は必要なのですが、この結果がよければ、少し後回しにできるといえます。

 

2     子宮鏡検査とは?

子宮腔(子宮の内部)を内視鏡で調べる検査です。小型カメラが付いた子宮鏡(ヒステロファイバースコープ)と呼ばれる内視鏡を、膣から子宮の内部に入れて様子を観察します。子宮鏡の先端は直径が3~5ミリ程度の大変細かいものですが、子宮内の様子をはっきりモニターに映し出すことができます。この検査では、子宮腔にできた子宮筋腫や子宮内膜のポリープなどを見つけたり、子宮奇形や癒着の有無などをチェックしたりします。また、小さなポリープであれば、その場で切除して治療してしまうことも可能です。検査自体は5~10分程度で終了しますが、子宮頸管に子宮鏡を通すとき、少し痛みを伴うこともあります。

 

3     腹腔鏡検査とは?

全身麻酔をかけてへそのあたりから小さな内視鏡(腹腔鏡)を腹腔内(骨盤の中)に差し込み、子宮や卵巣、卵管などを直接観察するのが腹腔鏡検査です。子宮内膜症や腹腔内癒着と診断された人や、原因不明不妊の人に適応されます。検査では、卵管周囲の癒着や、子宮内膜症などがあるかどうかを直接目で確認します。さらに、青い色素を子宮内に注入し、卵管の先から色素が流れ出てくる様子を見て、卵管がきちんと通っているかどうかも観察します。もし異常が見つかった場合、たとえば卵管や卵巣などの軽い癒着なら、腹腔内に入れた器具ではがせますし、子宮内膜症のビ病巣を焼灼したりと、その場で処置もできます。検査中は全身麻酔をするので痛みはなく、出血や術後の痛みも軽度です。傷のあとも数ミリで程度です。日帰りで検査を行うところもありますが、全身麻酔をすることもあり、検査後2、3日は無理せず過ごすことが必要です。

 

※腹腔鏡検査のメリット・デメリット※

メリット

・子宮や卵管、卵巣の状態を直接見て確認できる。

・検査後に妊娠しやすくなることがある。

・異常が見つかった場合、内容によってはその場で処置できる。

×デメリット×

・全身麻酔をしなくてはならない。

・まれに血管や腸に傷つくことがある。

・検査費用が高い。