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2016.06.22

婦人科検診が知りたい!不妊の原因はこれかも?


皆さんは婦人科検診を受けていますか?「どんな検査をするのかわからない」「病気でもないのに婦人科に行くのは抵抗がある」「費用がわからない」などの理由で敬遠している人が多いのではないでしょうか。実は日本人女性の婦人科検診に対する意識は欧米に比べるとまだまだ低い現状があります。乳がんや子宮頸がんなどは、定期的な婦人科検診で発見されることが多く、早期発見に役立っています。

婦人科検診

婦人科検診とは?

まずは婦人科検診のキホンを学びましょう。

婦人科検診

女性特有のガンや疾病を予防するための検査

婦人科検診とは、女性特有のガンや疾病を予防するための検診です。病院によって婦人科検診の範囲が異なることも多く、いくつかの検査がオプションになっていたりすることもあります。

「治す」前に「予防」するということを頭においておきましょう。

費用は1〜3万円前後

乳がん検診と子宮がん検診を受けるとだいたい1〜3万円程の費用がかかります。

自治体や会社の健康組合によっては補助がある場合も多いので、まずはそれを調べてみましょう。その後、自分がどの検診を受けたいのかを調べて、オプションの検診が必要なのかどうかから費用を計算してみましょう。

婦人科検診で分かる病気とは?

婦人科検診では、多くの女性特有の病気が早期発見されています。

婦人科検診

乳がん

今や日本人女性の20人に1人が乳がんになる時代であり、その割合は年々増加しています。20代、30代、40代も発生率が低くない病気ですので、注意が必要です。早期発見により100%の治癒も認められるので、忘れずに検診を受けたいところです。

子宮筋腫

不正出血や貧血の原因ともなる子宮筋腫。子宮内にできる良性の腫瘍のことを指しますが、実は原因はよく分かっていないのです。ごく小さい筋腫であれば誰でももっていると言っても過言ではありません。

子宮筋腫ができることで、受精卵が着床しづらくなってしまうので、不妊の原因となることが分かっています。卵管付近に筋腫が出来た場合、受精卵を運ぶ機能が低下してしまうのでこれも不妊の原因となります。

子宮内膜症

本当ならば子宮内部にしかないはずの子宮内膜が、他の場所にできてしまうのが子宮内膜症です。生殖年齢の女性の10人に1人が子宮内膜症であると言われており、珍しい症状ではありません。

生理がくると、本来の場所にはない子宮内膜も剥離・出血をしますが、それを体外に排出することができません。これによって、周辺器官との癒着がおきたり、チョコレート嚢胞と言われる疾患になってしまうことがあります。

子宮頸がん

子宮の入り口付近に出来るがんを、子宮頸がんといいます。発見されやすいガンですが、進行すると治療がなかなか難しいガンでもあります。ヒトパピローマウイルスの感染や喫煙が影響していると言われています。2年に1回は細胞診を受けた方が良いと、勧められています。

子宮体がん

子宮内膜から発症するのがこの子宮体がんです。初期に治療を始めれば、子宮頸がん同様に完治が目指せるがんですので、早期発見が大切です。

卵巣のう腫

卵巣にできる腫瘍の中で、良性のものが卵巣のう腫です。(悪性のものはガン)

卵巣のう腫の種類はその発生パターンが多く様々ありますが、のう腫が大きくなると卵巣が壊死してしまう茎捻転(卵巣の根本が回転してしまう病気。)を起こすこともあるので、良性だからといって甘くみることはできません。

婦人科検診の方法は?

では実際に、どのような検査を受けるのでしょうか。代表的な検査を紹介します。

婦人科検診

内診を受ける

内診とは、ベッドもしくは診療台の上にのり、お医者さんが器具などを使って子宮のかたさや大きさを調べることです。多くの方が最初は抵抗を感じるかもしれませんが、これが一番基本的な検査。妊娠後の診断でも内診はしますし、子宮の様子のほか、膣炎・膣感染症の有無も分かります。更に、卵巣のトラブルの有無、子宮筋腫、卵巣嚢腫、卵巣がんの発見にも役立つのです。

マンモグラフィー・乳房超音波検査

それぞれの検査にメリットとデメリットがあります。マンモグラフィーは超早期発見ができますが、若い女性だと乳腺と石灰化の違いが見にくい場合もあります。乳房超音波検査は若い女性にも適しており、リアルタイムに結果が分かりますが、超初期の石灰化を見つけることができないという欠点があります。

子宮頸部細胞診

子宮頸部(子宮の入り口)の細胞を綿棒でそっと採取し、顕微鏡で観察します。痛みはほとんどなく、検査自体はすぐに終わります。判定がでるのは1〜2週間後です。

経膣超音波検査(経膣エコー)

膣内にプローブという器具を入れ、子宮と卵巣の形や大きさ、周囲との癒着を調べます。画面に様子を映しながら、お医者さんの説明を受けられる場合もあります。

 

採血・尿検査

通常の健康診断と同じです。ホルモンバランスや貧血の有無を調べたり、もし腫瘍などがあった場合良性・悪性の判断にもなります。

 

妊活のはじめの一歩!

婦人科検診

検査に行かず発見が遅れることで、妊娠・出産の機会をなくしてしまう可能性もあります。じぶん自身の健康のためにも、パートナーのためにも、そして今後生まれてくる赤ちゃんのためにも、検診の大切さを分かっていただければと思います。自分の誕生日月や、記念日月など、わかりやすい月を”婦人科検診の月”としておけば忘れずに受診することができますね。